御由緒 |
旧社格 村社
当神社は宝徳元年(皇紀二一〇九年)の創建であり、それ以来この場所に鎮座ましまし、神社明細票には「明治八年十二月村社(旧社格)に列せられたり、明治二十四年五月五日神明社・稲荷社を合併せり」と記載されている。
杉山神社は鶴見川水系(帷子川を含む)を中心として集中しており「新編新編武蔵風土記稿」によれば七十二社あると云われているが、多摩川を越えた北側には全く分布を見ない。霊験あらたかな神社として往時この様に数多く建立された様である。延喜式の神名帳には唯一の延喜式内社として記載されているが、どの神社が該当するのか定かではない。
当鴨居は数十年前迄、戸数九十戸に満たない純農村であったが、創建の昔より大切にお護りして来た鎮守様であり、今後も心のよりどころとして尚一層崇敬の念を新にしなければならない。
側社として裏山の中腹に、大山阿夫利神社・榛名神社をお祀りしてある事を附記して御由緒とする。
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